企業再生人®ブログ

 
セカンド・オピニオン所属の企業再生人®が、企業再生をテーマに発信していきます
カテゴリ:企業再生投資

企業再生投資⑤ 企業価値と企業再生 Part2

<企業価値と企業再生 Part1の続きです>

 

私が企業価値算定の業務をしている際に、常に考えていた仮説。

企業再生の成果は、企業価値に与える影響が極めて大きい。

この単純な仮説をもって「企業再生投資、特に中小企業の企業再生投資は大きなビジネスチャンスがある」と周囲に主張したのですが、その反応は極めて冷やかでした。「そんなことは分かっている。でも、特に中小企業の場合、その黒字化(企業再生)が難しいからこそ、誰もやらないんだよ。」というのが大方の反応でした。経験の浅い若輩者会計士の言葉など、嘴の青い小鳥のさえずりのようなものです(笑)

 

自分なりの仮説を実証してみたい

 

組織の中で「企業再生」に向かうには限界を感じ、どうしたら「自分なりの企業再生」に進めるかを悩みました。企業再生で有名な方に突然ご連絡させて頂いて、無理矢理お話を伺いに行ったこともあります(突然連絡して会いに行くなど、大変失礼なヤツだったと思いますが、とても丁寧に対応して頂き、お話を伺うことが出来ました。やはりその道のトップの方というのはとても親切な方が多く、感謝の言葉もありません)。そして、「実践して結果を出さないことには、何を言っても無意味だな」という結論を出しました。その後、組織を離れてM&A(企業買収)を学び、ファンド運営・民事再生法案件等々の経験を得ながら、弊社設立に向かっていきます。

 

今なら「なぜ中小企業の企業再生は難しいのか?」について、ある程度は分るようになりました。この経験値は、企業再生コンサルティングで関与した経験ではあまり学べず、再生会社を買い取り、苦悩し悪戦苦闘する中で、肌感覚で掴んでいけるようになりました。過去の経験から、10件の企業再生コンサルティングより、1件の企業再生人としての経験値の方が圧倒的に上だと確信しています。

 

いずれにせよ、「自分なりの仮説を実証してみたい」という動機をもとに、企業再生業務&企業再生投資を1セットにした企業再生人の道を志すことになります(他にも動機になった理由もありますが)。何も知らないというのは恐ろしいことです(笑)。でも何も知らないからこそ、この企業再生の道を進めたのだと、今になって思います。まだまだ自分なりの仮説が実証できる段階にはありませんが、少しずつでも前進していきたいと思います。

 

セカンド・オピニオン株式会社 代表取締役
企業再生人® 小澤隆