企業再生人®ブログ

 
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カテゴリ:企業再生, 企業再生投資

企業再生投資⑦ 協調投資の否定

現在弊社が実施している企業再生投資は、再生会社の経営権を取得する自己資金によるフルエクイティ投資で、非上場会社への株式投資の一種です。

 

株式投資

一般に株式投資というと、「上場企業へのマイノリティ株式投資」がイメージされます。マイノリティ株式投資とは、「経営権に影響を与えない範囲での株式投資」です。過半数を超える議決権を得る株式投資では経営権を取得できますし、1/3超でも大きな影響力を及ぼします。

有名な上場企業なら時価総額1,000億円は軽く超えているので、1%の議決権を得る株式投資なら10億円以上が必要になります。機関投資家や著名投資家でもない限り、そういった有名企業への1%超議決権を有する株式投資が可能ではないと思います。

多くは上場企業の1%未満のマイノリティ株式投資で、公開資料から独自の企業分析を試みて、株主総会以外での企業の意思決定に何ら関与することなく「株価よ、上がれ!」という投資スタイルです。

 

上場企業株式投資について

弊社では下記の理由から、弊社内での上場企業株式投資を禁止しています。

①インサイダー情報アクセスへの防止
企業再生やM&Aとして情報を扱っている場合、現在は対象会社がインサイダー情報とは無縁でも、案件への関わり方次第では、ある日突然インサイダー情報に変化していることもあります。逐次確認するという方法もありますが、それでも完全にはインサイダー取引の防止は不可能なので、手っ取り早く「上場企業株式投資の全面禁止」にしているのです。

②マイノリティ投資に関心がない
私自身の考えなのですが、経営の意思決定に一切関与出来ない投資というのは、いくら公開資料の分析をしたとしても、結局は見ず知らずの投資対象会社の経営陣に全てお任せするという、博打のような投資スタイルに感じるからです。有り余る投資資金がある状況ならば、そのような投資もあり得るのかもしれませんが、そんな状況はおそらく一生無いでしょう(笑)。

独断と偏見ですが、「上場企業へのマイノリティ投資なら、パッシブ運用スタイルをとって、ポートフォリオ管理するのがベスト」とも判断しています。

 

協調投資の否定

企業再生投資① セカンド・オピニオン社の企業再生投資で、「10年間のIRR(利益率)は現在のところ50%を軽く上回っている」と書きました。IRR50%というと、年率で平均50%の投資結果を得ていて10年間での投資結果は50倍以上になっていることを示しています。

勿論この数字は将来性を示すものではありませんし、そもそも絶対金額が小さいので、一般的な投資結果との比較対象として良いのかは微妙です。

ただこの数字を出すと、「御社の再生案件に一緒に投資したい」という声が掛かるようになりました。例えば「御社が1億円企業再生投資するならその同額を投資したい」というオファーです。今のところ弊社の方針では、このような協調投資は一切考えておりません。元々、中小企業向けの企業再生投資はミドルリスクでリスク性が高いと思いますし、何より「再生方針や経営方針の最終意思決定に、他者の意思決定を介在させるべきではない」と考えているからです。

 

セカンド・オピニオン㈱代表取締役
企業再生人® 小澤隆
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