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カテゴリ:企業再生

「簿記」の名前の由来って何?

最近、「簿記検定」の話題が周囲で聞かれるようになりました。不思議です。

 

私は長い間、「簿記は英語のBookkeeping(ブックキーピング)の発音が訛って『簿記』の語源となった」とする説を信じていました。遥か昔に大学の「簿記論」で名前の由来を教え貰ったハズなのですが、何故かこの説がずっと頭に残っていました。人の記憶って本当にアテになりません。

さて、本当はどういう由来なのでしょう?

 

「簿記」の名前の由来

和訳の由来

日本における洋式簿記の導入は、1873年(明治6年)の福澤諭吉・加藤斌・大蔵省による洋式簿記書の刊行を嚆矢とするが、1874年(明治7年)以前の英語辞書では Bookkeeping の訳は多くの場合「帳面算用を主ること」とされ、「簿記」の訳語はまだ使用されていなかった。西洋式簿記導入以前の日本固有の帳簿記入は「帳合(ちょうあい)と称されており、福澤諭吉はこれを踏まえて訳語に「帳合」を充て、 “Bryant & Stratton’s Common School Book-keeping” を翻訳し『帳合の法』を著したが、後に福澤全集緒言において「ブックキーピングを帳合と訳して、簿記の字を用ひざりしは、余り俗に過ぎたる故か、今日世に行はるるを見ず」と述べている。

(略)

このように Bookkeeping の訳語としては、初め明治6年に「帳合」「記簿」「簿記」などが充てられた簿記書が刊行されたが、「帳合」は1879年(明治12年)・1880年(明治13年)ごろ、「記簿」は1882年(明治15年)・1883年(明治16年)以後標題には見られなくなり、明治20年には簿記書の標題に「簿記」の語を使用することが一般的となっていった。

ウィキペディア「簿記」より抜粋

 

明治初期、諸官庁では「帳簿に書きしるす」という広い意味で「簿記」の語が既に常用語として使われていて、それが銀行や大蔵省での名称使用に狭まり、明治20年頃に会計専門用語に変遷した・・・・ これが「簿記」の名前の由来です。

 

簿記検定

現在、簿記検定は4団体により実施されていますが、「簿記検定」と言うとほぼ日本商工会議所の簿記検定試験を指します。

 

・日本商工会議所 簿記検定試験(日商簿記)

1級 受験者数 1万人前後 合格率10%前後
2級 受験者数 5万人前後 合格率20%前後
3級 受験者数10万人前後 合格率50%前後

商工会議所 受験データ」より

【他の団体が実施する簿記検定】
全国経理教育協会 簿記能力検定試験(全経簿記)…経理専門学校生が中心
全国商業高等学校協会 簿記実務検定試験(全商簿記)…商業高校生が中心
日本ビジネス技能検定協会 簿記能力検定試験(日ビ簿記)…「資格の大原」学園が中心

 

余談ですが、私は公認会計士2次試験に受かった際、その直前に受験した簿記検定1級に見事に落ちたという武勇伝を持っています。当時、受験仲間に奇異の目で見られたのを鮮明に覚えています(笑)。

 

セカンド・オピニオン㈱代表取締役
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