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Re-post: ドリップコーヒー淹れてみよう!コーヒーファン向けイラストその9
こんにちは、茶谷順子です。
コーヒーはお好きでしょうか?私は、好きです。
なのでイラストで、コーヒーをおいしく入れるポイントや、この器具の特徴はこうだよ〜。という、興味のない人にはどうでもいいことをブログにしました。
イラストでわかりやすく、ざっくり主観も盛り込んで楽しく紹介します。
今回はペーパードリップの美味しい淹れ方編。押さえどころを覚えて美味しいの淹れましょう!調子に乗って絵を描きすぎました。
焦らない。注ぐ前に、土台を整えましょう。
使っているドリッパーのサイズに合った物を選ぼう!
まずは、ドリップ前の準備から。
ペーパーフィルターは、下と横の片方が糊づけされています。そこをイラストのように、互い違いに折りましょう。ドリッパーにセットしても安定します。
その後、分量の粉を入れて、平らにならしましょう。
これで準備OKです。
軽くトントンってやって、平らにしましょうね〜。
濾過方式で、コーヒーの美味しい成分を引き出します。
いよいよ抽出開始!大雑把に言えば3工程です。
共通して意識して欲しいのは、粉とお湯を優しく扱うということ。
そっと蒸らしはじめて、リラックスした香りを出してくれたら、そのまま優しくお湯を注ぐ。全体に行き渡るよう、エコひいきしないでまあるく注ぐ。
そうすると、素直でまろやか、コクのあるコーヒーが出来上がると思います。
というわけで、始めます。
1. 初めの注湯は粉が少し湿る程度で、一旦止める。
優しく注ぎ始め、表面全体にお湯を行き渡らせます。水やりのように、穴から少しポタポタと出てくるのが見えたら一旦注ぐのをやめます。
粉が徐々におまんじゅうのようにムクムクと膨張してくるはずです。まあ、鮮度にもよりますので、神経質にならずに。
穴と同じくらいの、一定の太さで抽出しましょう!
2. そのまま20秒ほど蒸らす。
蒸らすことで、粉はお湯を含んで膨張し、コーヒー成分が無理なく引き出されやすくなります。
また、粉の中の炭酸ガス(焙煎した時に発生します)が押し出され、良いアロマが広がります。
表面上にキラキラと光って見えるのは、香りのダイヤモンドなんです。
と、コーヒーセミナーで言われたの、今も覚えてます。このキラキラが消えるころ、第2回目の注湯を開始しましょう。
この時の香りが一番豊かな気がします。嗅いでるうちに20秒経っちゃう。
2回目からは「の」の字を描きながら注ごう。
フィルターにはお湯をかけない、ということもお忘れなく。
3.粉の膨張が落ち着いたら2回目の注湯。
内から外、外から内へと「の」の字を描きながら注ぎます。高さは液面に近く、お湯を置くように注いでいくと表面が荒れなくていいですよ。
この注ぎ方で、コーヒーの濾過層が作られます。全ての粉が満遍なく湯にあたり、美味しさを十分に引き出すことができます。
抽出が済んだ時、こんな感じですり鉢状に粉が残っているとナイスです。
コーヒーの層が同じ厚みで、入れ終わった後も意外と崩れません。
とまあ、こんなことを意識しながら、きちんと抽出量が測れる器に抽出しましょう!規定の量まで入ったら、抽出の途中でも、ドリッパーを下げましょうね。
そのまま淹れ続けると、薄くて雑味を含んだものになっちゃうかもしれません。
私はプレスのビーカーで淹れちゃってます。注ぐ時も便利なの。
残念な淹れ方もご紹介。ほぼ誰もが一度はやってる系。
最後に、これだけは止めてほしい淹れ方をお伝えして終わりにします。
すり鉢状に広がった粉の層を崩してしまうこと。です。
せっかくいい感じで抽出してたのに、最後の方でその層を崩したくなり、お湯をかけちゃう人が後を絶ちません。
崩しちゃうと、お湯と粉の触れ合う時間が不均一になり、美味しさが損なわれ、雑味が加わります。
ついつい崩したくなる気持ち、よ〜〜くわかりますが、笑
どうか、我慢してください!
不要な成分がどんどん抽出されてます。
ペーパードリップはシンプルな構造なので、ファンが一番多い抽出方法です。味をコントロールしやすく、美味しさを創れるのが魅力なんだと思います。
というわけでペーパードリップの美味しい淹れ方は以上です。新鮮な豆を手に入れて、自分で美味しく淹れられたら嬉しいですよね。
そんな優雅なひと時を過ごせますように。
次回は何にしようかな〜。ネルかな?マキネッタかな?サイフォンかな〜。
注)このコラムは、イラストレーター茶谷順子さんの2017年5月18日付けBlogの転載です。
【茶谷順子】
仕事のお供に珈琲「コラム」をどうぞ!
『編集後記』
どぅもー!珈琲順太です。
珈琲と言えば、ドリップ。
ドリップと言えば、形状や素材で珈琲の味をも左右するドリッパー。
ドリッパーと言えば、ラグビーのトライ!(何でだ?)
きっと、お笑いに命を張るドリッパーです(笑)
【珈琲 順太】
仕事の合間にちょっと一息「コラム」をどうぞ!