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Re-post: 「粗挽きネルドリップ」は美味しいコーヒーの合言葉?コーヒーファン向けイラストその20
こんにちは、茶谷順子です。
このコーナーでは、コーヒー好きの私がイラストを交えて、美味しいコーヒーの淹れ方を主観的に書いています。
今回はまろやかで美味しい、本格派、ネルドリップの抽出編。
もしよかったら、お手入れ方法も以前に書いたので、そちらもどうぞ。
どんな器具がいるの?挽き方は?
ネルフィルターは、起毛してる方が外側です。洗った後は気を付けましょう!
ネルドリップで使うのは、主役のネルフィルターと、細口ポット。他にも便利グッズがありますが、この2つで十分。
粉の引き具合は、粗挽き、もしくは中粗挽き程度です。
CMで聞いたことありませんか?「粗挽きネルドリップ」というフレーズ。
美味しいコーヒーの代名詞のように使われる3大用語の1つだと思ってます。あとの2つは「100パーセントアラビカ種使用。」と「違いのわかる男。」
私はこの言葉を聞くと、美味しいコーヒーをイメージしてしまいます。皆さんは…どうですかね。
まあ、そのくらい、粗挽きでネルドリップしたコーヒーは美味しいんだな。と覚えてれば良いと思います!
細口ポットで、慌てないで優しく、注いでほしいな。
手元で淹れると、見やすい角度に調節しやすいのもいいんです。
ではいよいよ抽出しましょう!
・まず真ん中を少〜し、くぼませるように粉を入れます。
・そのくぼみにそっと載せるようにお湯を注ぎます。
粉全体をお湯で浸すのではなく、中心に500円玉程度の大きさのお湯を置くようなイメージです。
・そのまま約30秒放置。徐々にお湯が粉に浸透し、蒸らされていきます。
蒸らしは粉をゆっくり広げて、成分を自然に抽出できるようにするための大事な時間です。と同時に、最初の良い香りが広がる幸せな瞬間でもあります!
焦らずに。味が決まるポイントなので、30秒蒸らしましょうね!
30秒待ったら、その後も優しく注ぎます。
徐々にフィルター下部からコーヒーが滴り落ちてきます。
・そして30秒待つうちに、粉がふわっと膨らんできます。そしたら第2湯。
この膨らんでく様子を見ていたら「そろそろ大丈夫だな。」とか「もう少し待ったほうがいいな。」ってわかってくるような気もします。
中央から徐々に粉を押し広げるように「の」の字を書くようにお湯を注ぎます。
徐々にお湯を含んで重くなるけど、安定して淹れやすくなります。
これはペーパードリップのときと一緒ですね。
気をつけたいのは「の」の字を広げすぎて、フィルターにお湯を当てないこと。一回り内側でとどめ、内周りに戻します。
粉自体が濾過層になるので、端までお湯をかけてそれを崩さないためです。
フィルターは濡れてますが、落ちてくる箇所は先端一箇所からまっすぐ抽出されます。なんだか不思議ですが、粉の層がきちんと形作られているので、そうなるんでしょうね〜(憶測)。
適量になったら、そっと外しましょう。
ポタポタするから、やや深めのお皿でキャッチしてくださいね。
こうしてネルドリップは抽出されます。適量になったら残っていてもカップから外します。
紙を通さないので、すっきりしすぎない、適度なまろやかさのある味に仕上がります。
布で漉すこと自体がなんだか丁寧な気がします。お料理でも後が面倒だから紙!っていうのが多いです。でもだからこそ、たまにはね。味わいも違うんです。
ポイントは、急ぎすぎずにゆっくり注ぐこと。ちゃんと蒸らすこと。ぜひ一度お試しください。
というわけで、ネルドリップ編はこれでおしまいです。
次回は、そうだな〜。何描こうかな。ネスプレッソか、グラインダーについて書いてみようかな!
注)このコラムは、イラストレーター茶谷順子さんの2017年8月21日付けBlogの転載です。
【茶谷順子】
仕事のお供に珈琲「コラム」をどうぞ!
『編集後記』
どぅもー!珈琲順太です。
美味しいコーヒーの代名詞のように使われる3大用語、「粗挽きネルドリップ」「100パーセントアラビカ種使用」、最後のひとつは・・・「二度寝の出来る女」??
『ねるねるねるね』は、1986年よりクラシエフーズ(旧カネボウフーズ・ベルフーズ)から発売されているお菓子です(^^)
【珈琲 順太】
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